1. ホーム
  2. 初心者向け
  3. 5ルック2回収アーツ・その他

「FORTH SELECTOR」で登場した手札増強アーツ。5ルック2回収アーツと似た役割を持つが、独自の挙動を持つため、ここでまとめて紹介する。
ここでは《クロス・ソード》《火剛杖》《グレア・アット》《花枝招展》《カース・ストリング》を指す。

効果の特徴

どれも手札を増やすことができ、その多くが「ドロー」なのがポイント。そのため他の5ルック2回収アーツと比べ、《サーバント #》にアクセスしやすいのが強みといえる。

また、「アーツの色」と「アーツとは異なる色」のカードを1枚ずつ加えたり捨てたりすると、プラスアルファの効果を得られる。得られる効果は除去やデッキ破壊などさまざまだが、除去以外の効果を持つものがほとんどとなっている。

プラスアルファの効果を発動させるためには、複数の色が必要になってくる。そのためメインデッキに採用されているカードの色が2色のデッキで使うと、追加効果を得やすくなる。【ディソナ】は序盤の主力カードの色が多様なので、5ルック2回収のアーツより使い勝手が良いだろう。

異なる色を2枚加えたりしなくても良いため、戦況によっては追加効果を手放すこともある。リターンは減るが、柔軟な運用ができることを覚えておこう。

クラスや色に寄らないオリジナルのデッキでは出番が多い。《ウトゥルス//メモリア》など多色のシグニをキーカードにしたデッキや、【バーチャル】【電音部】【プリパラ】などをアーツ軸で構築する場合に採用を検討できる。除去がしづらいため、除去が重要でないデッキで使うか、メインデッキにアタッカーを多めに採用しておきたい。

クロス・ソード

色:白
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《白》×0

あなたのデッキの上からカードを5枚見る。その中からシグニを2枚まで公開し手札に加え、残りを好きな順番でデッキの一番下に置く。この方法で手札に加えたカード1枚が白で、もう1枚が赤か青か緑か黒の場合、次の対戦相手のターン終了時まで、あなたのセンタールリグは「【常】:あなたが【ガード】する際、《ガードアイコン》を持つカードを1枚捨てる代わりに手札を1枚捨ててもよい。」を得る。

収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-026)

デッキの上から5枚見て、シグニを2枚手札に加える。そのうち1枚が白で、もう1枚が赤、青、緑、黒であれば、次のターン、手札の好きなカード1枚でガードできるようになる。

最も5ルック2回収に近いアーツ。除去の代わりに、サーバント以外の好きなカードでガードできるようになる。擬似的な1面防御アーツとして運用しながら手札を増やせるのが嬉しい。
白が主体のデッキで採用すると、ガードの追加効果が得やすくなる。上記の【バーチャル】や《ウトゥルス//メモリア》のデッキだと、黒のカードも自然と多く採用されるので安定するだろう。除去の代わりにガードを得られるため、やや長期的に戦うデッキだとありがたいか。

火剛杖

色:赤
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《赤》×0

手札を2枚捨て、カードを4枚引く。その後、この方法で捨てたカード1枚が赤で、もう1枚が白か青か緑か黒の場合、対戦相手のパワー10000以下のシグニ1体を対象とし、それをバニッシュする。

収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-028)

手札を2枚捨て、カードを4枚ドローする。捨てたカードのうち1枚が赤で、残りは白、青、緑、黒であれば、対戦相手のパワー10000以下のシグニをバニッシュできる。
この枠の中で唯一、除去ができるアーツ。5ルック2回収と同じ役割を担え、かつドローで《サーバント #》を引ける可能性があるため、大きなリターンが期待できる。除去できるパワーラインも10000とかなり大きく、腐りづらいのが魅力だ。

ただ、先に2枚捨てる必要があるのが気になる点。捨てずともドローができるのはありがたいが、バニッシュのためには先に捨てる必要があるため、手札破壊の上から除去をこなすのは難しい。色が揃っていない時もあるため、5ルック2回収と比べて、確実に点数にならない点は気をつけよう。

赤がメインのデッキや、《バクチク//ディソナ》をほぼ必ず使う【ディソナ】デッキなどでは採用が検討できる。4枚ドローはありがたいので、手札消費が激しいデッキで使ってみよう。

グレア・アット

色:青
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《青》×0

カードを4枚引き、手札を2枚捨てる。この方法で捨てたカード1枚が青で、もう1枚が白か赤か緑か黒の場合、対戦相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-030)

4枚引いて2枚捨てるアーツ。捨てた際に1枚が青で、もう1枚が白、赤、緑、黒であれば、相手の手札を見ないで1枚捨てられる。

《火剛杖》と同じ手札交換アーツだが、こちらは先にドローしてから捨てる。そのため捨てるためのカードを引きやすく、結果として追加効果を発動できる可能性が高くなっている。ただし、必ず手札を捨てなければいけない点には注意しよう。

ランダムハンデスはささやかながら強力で、《サーバント #》を捨てられればラッキーだ。また他のハンデスカードの補助にもなるのも嬉しい。ランダムハンデスを使わずとも、単なる「4枚引いて2枚捨てる」アーツとして運用してもよい。

青が多いデッキで使ってもいいが、単純なドローであれば《スノー・サークル》も検討できる。ランダムハンデスや手札を捨てることにメリットを見出して使おう。

花枝招展

色:緑
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《緑》×0

あなたのトラッシュから《ガードアイコン》を持たないカードを2枚まで対象とし、それらをエナゾーンに置く。この方法でエナゾーンに置いたカード1枚が緑で、もう1枚が白か赤か青か黒の場合、カードを2枚引く。

収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-032)

トラッシュから【ガード】を持たないカードを2枚エナゾーンに置く。その2枚のうち1枚が緑で、もう1枚が白、赤、青、黒であればカードを2枚ドローできる。

これらのアーツの中で、最も確実に追加効果を発動できる1枚。そもそもトラッシュに緑のカードがなければこのアーツを使うことはほぼ無いため、基本的に「2ドロー2エナチャージ」のアーツとして使える。4リソースを得られるので、ピース《UNKNOWN MEMORY》に匹敵する。

緑を含めていれば、任意のエナを用意できるのがとても強力。《竜花》のような複数色を求められるアーツや、<ブルアカ>などエナに特定のクラスが必要なカードと組み合わせるとよいだろう。ほかにも、トラッシュからエナに置いたカードを別のカードで回収するなど、他のカードとの様々なコンボが考えられる。

その代わり、相手の領域に一切触れられない点には気をつけたい。メインデッキの他のカードで攻めていこう。
一気に手札とエナを稼げるため、「2止め」などの速攻系デッキでは相性が良い。こちらも《アイビー//ディソナ》の存在から、【ディソナ】で使うのがかなりおすすめ。

カース・ストリング

色:緑
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《緑》×0

あなたのデッキの上からカードを5枚トラッシュに置く。その後、この方法でトラッシュに置かれたカードの中からシグニを2枚まで対象とし、それらを手札に加える。この方法で手札に加えたカード1枚が黒で、もう1枚が白か赤か青か緑の場合、対戦相手のデッキの上からカードを8枚トラッシュに置く。

収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-034)

自分のデッキの上から5枚をトラッシュに置き、その中から2枚を手札に加える。うち1枚が黒で、もう1枚が白、赤、青、緑であれば、相手のデッキの上から8枚をトラッシュに置く。

8枚という枚数は非常に大きく、デッキ破壊だけを見ると《ダーク・マイアズマ》に迫るパワーを持つ。両方採用すればルリグデッキだけで18枚をトラッシュに送ることができるので、これだけで1回のリフレッシュはほぼ確実だ。
自分のデッキも5枚減るが、黒はトラッシュを起点に攻めていくカードが多いので、かえってメリットになる面もある。トラッシュに置いたカードを回収したり、トラッシュから場に出すなどして戦っていこう。

こちらも《花枝招展》同様、相手の領域に一切触れられない点が気になる。黒もパワーマイナスで戦えるが、赤ほど火力が出せるわけではないので、メインデッキに採用するシグニはよく検討したい。単純な除去であれば《モーメンタリー・パニッシュ》などでもよい。
そもそも、黒はメインデッキのカードでもデッキ破壊を得意とするので、デッキ破壊を求めすぎて、他の部分がおろそかにならないように注意しよう。

白と黒がバランスよく存在する<バーチャル>では使い勝手が良いか。