初代アニメ「selector」シリーズの登場人物・ちよりがルリグになった姿。10周年企画「selector loth WIXOSS」で登場した。
センタールリグ
ちより 第3章



レベル3のセンタールリグ《ちより 第三章》は、【マジックボックス】という独自のギミックを駆使して戦う個性的なルリグ。赤の<トリック>のシグニも【マジックボックス】に関する能力や効果を持つカードが多い。
【マジックボックス】は、カードの能力などでちより側のシグニゾーンに裏向きに1つまで置かれる。《ちより 第三章》などの能力で表向きにしてシグニにできるほか、カードのコストとして【マジックボックス】をトラッシュに送る場合もある。【マジックボックス】が表になる際には出現時能力は発動せず、既にシグニがある【マジックボックス】を開封する場合は、前にあったシグニはトラッシュに置かれる。
原則的に【マジックボックス】は、ちよりや<トリック>のシグニ以外では除去できない。《満月の使徒 小湊るう子》の「夢限の理」や、シグニゾーンそのものを消す《禍キ目ノ疼キ》程度だ。【マジックボックス】はシグニゾーンにあるカードで、シグニについているカードではない。そのため、《羅星姫 カーニバル//メモリア》の起動能力では消えないため注意しよう。
【マジックボックス】の設置は、各種赤<トリック>のシグニやスペル、アーツなどで可能だ。だが開封し、シグニにする手段は《ちより 第三章》の自動能力程度となっている。事前にレベル3以降で使うシグニを仕込んでおき、レベル3にグロウしてから開封させ、盤面を整えていこう。【マジックボックス】は相手に干渉されにくいことから、手札破壊に対してやや強いのが嬉しい。
赤の<トリック>のシグニは、そのシグニがアタックした際に【マジックボックス】をトラッシュに送り、能力を発動させる。能力は2種類あり、【マジックボックス】の中身のライフバーストの有無によって変わる。パートナーシグニの《大罠 バーニングチョリソー》を筆頭に、【マジックボックス】がコストとして必要な分、発動する能力はダイナミックなものが多い。ライフバーストが無い【マジックボックス】を開封した際は、自信のアタックが無効になる点は要注意だ。
ゲーム1能力「ファンタジー」では、トークンシグニとしてクラフトの《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》(ママ勇者)1つを場に出す。《ママ勇者》は赤1エナで自身のパワー以下のシグニを除去しながら、自身のレベルを1つずつ上げていく。最大レベル3・パワー20000となり、相手ターン終了時まで生き残ると、相手のシグニ1体と共にゲームから除外される。【マジックボックス】の節約ができる除去役として使っていこう。
ちより 最終章

「fourth selector」で登場したレベル4ルリグ。【マジックボックス】をサポートする能力が魅力。
出現時能力では2ドローか2エナチャージができる。【マジックボックス】の設置などでリソースを消費しがちなちよりにとって、ここで2枚を取り戻せるのはありがたい。エナと手札から選べる柔軟性も嬉しく、ゲーム1に必要なエナコストを自力で工面できる点も、使い勝手の良さを後押ししている。
ゲーム1「ファンタジー」は、【マジックボックス】に関する能力。発動ターン中は自分の<トリック>のアタックが自分の能力で無効にならなくなり、【マジックボックス】を開封した際に、シグニ1体に【アサシン】か【ダブルクラッシュ】を付与できる。【マジックボックス】を開封する<トリック>のシグニの中には、自身のアタックを無効にしながら能力を使うものもある。それが無効にならなくなることで、更に火力が出せるというデザインだ。加えて、開封時に【アサシン】か【ダブルクラッシュ】を得られるので、叩き出される火力はとんでもないことになる。《バーニングチョリソー》や《ヒノワクグリ》などを複数並べれば、シグニだけでとんでもない枚数のライフクロスをクラッシュできる。
《ママ勇者》に関する能力は持たないが、レベル3で《ママ勇者》を使って攻めることで、レベル4で開封する【マジックボックス】を節約できる。「ファンタジー」下での爆発力はかなりのもので、フィニッシャーにふさわしい能力といえるだろう。ちよりで戦うのであれば、ぜひレベル4までグロウしたい。
総評
【マジックボックス】の扱いが非常にトリッキーだが、相手から見ると、各種<トリック>のシグニのどちらの能力が発動するかがわからないため、なかなかに厄介。パートナーシグニの《大罠 バーニングチョリソー》のスペックの高さも武器にして、ガンガン戦っていこう。
10周年企画「selector loth WIXOSS」では、ちよりはライトノベル作家として生計を立てていた。lothでのエルドラ(こがね)との一件以降、こがねをモチーフにした作品で人気作家になるなど、良き人生を送っている様子。その作品の名前こそ「転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた」だ。
【関連リンク】
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