ウムル、タウィルらと並ぶ、ウィクロスの「背景世界」に存在するルリグ。アトはdivaシリーズで新規に登場し、Vtuberとして活動している。
センタールリグ
紡ぎし扉 アト=トレ&開けし扉 アト=トレ


センタールリグとしては0弾と4弾で登場。両方ともクラスに関する能力を持つが、今回は4弾で登場した《開けし扉 アト=トレ》を主にに紹介する。
ゲーム1ではエナゾーンから共通しないクラスのシグニ7枚をトラッシュに置くことで、相手の全てのシグニをエナゾーンに置き、エナチャージ2ができる。エナコストこそ非常に重いが、ルリグで3面要求できる貴重な能力を持つ。トラッシュからシグニを2枚エナゾーンに置ける出現時能力もあるため、構築段階で採用するシグニのクラスを散らせば、7種類の確保は難しくないだろう。
アタックフェイズ開始時には、自分のシグニ1体のパワーをプラス5000できる。パワーマイナスするアシストルリグを回避したり、《コードハート リメンバ//メモリア》など大型シグニをバトルでバニッシュしやすくなったりできる。クラスを固めるのは難しいが、各種地獣シグニとの相性も良い。
また、チーム「アンシエント・サプライズ」所属のため、チームピース《ハーモニー・コール》《世界逆流》が使える。
特に《世界逆流》は一度発動しておくと、赤・青・緑のシグニ1体が出ると、除去、ドロー、エナチャージがそれぞれできる。発動は1ターンに1度どれかだが、ゲームを通して得られるアドバンテージ量はなかなかのもの。このピースや、チームシグニの《コードメイズ トルネンブラ》のために、チーム構成をする価値はある。
収斂せし扉 アト=トレ

「LEGENDARY DIVA」では3種類目のセンタールリグ《収斂せし扉 アト=トレ》が登場。
手札が0枚であれば2ドロー、エナが0枚であれば【エナチャージ2】という、非常に独特な起動能力を持つ。パートナーシグニである《コードラビリンス トビラ》も近い能力を持っており、こちらは手札を2枚捨てれば、エンドフェイズに2ドローか【エナチャージ2】ができる。「《コードラビリンス トビラ》で手札を使い切る→《収斂せし扉 アト=トレ》で手札かエナを増やす→エンドフェイズに《コードラビリンス トビラ》で増やす」という流れが基本になるだろう。《コードラビリンス トビラ》自身も手軽に【ランサー】や【Sランサー】を得られるため、アタッカーを始めとしたデッキの軸として優秀だ。
ゲーム1能力では手札とエナを全てトラッシュに置き、それが5枚以上であればライフクロスを1枚回復できる。シンプルな1点回復でありながら、手札とエナを使い切ることができるため、自身の起動能力の条件達成にもつながる。
かなり独特の挙動をするセンタールリグなので、能力を使うために手札やエナを使い切ると、逆にリソースを失ってしまい本末転倒になる。特に《サーバント #》の確保には気を配りたいところだ。
紡ぎし冒険の扉 アト=トレ
「PRIMAL SELECTOR」では新たなセンタールリグ《紡ぎし冒険の扉 アト=トレ》が登場。「RECOLLECT SELECTOR」以降に登場したルリグはそれぞれ得意とするクラスを1つ持っていたが、このルリグは珍しく、「共通するクラスを持たない」ことをメリットとしている。
自動能力ではアタックフェイズ開始時に、自分の場にいるすべてのシグニが共通するクラスを持っていない場合、【エナチャージ2】をする。この能力で毎ターンエナを増やし、各種緑シグニのコストに充てながら戦っていくのがアトの基本戦術になる。毎ターン場に出したいパートナーシグニの《コードラビリンス タビノトビラ》が<迷宮>なので、それ以外のクラスのシグニを場に出し、どんどんエナを伸ばしていこう。増やしたエナゾーンのシグニは《サーバント #》を含め、ゲーム1能力の「プライマル」で回収することもできるので、エナの支払いには常に気を配っていきたい。
《コードラビリンス タビノトビラ》はアタックフェイズ開始時に相手のシグニ1体のクラスを書き換えられる。このシグニがアタックした歳、自分の場のシグニと同じクラスの相手シグニ1体をバニッシュできるので、<迷宮>をはじめ、自分の場にいるクラスに書き換えていくのが基本だ。《羅植姫 ジャックビーンズ》の<植物>や、《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の<遊具>など、クラスに基づく疑似的な耐性を持ったシグニを機能停止できることも覚えておこう。
ルリグやパートナーシグニの能力の関係上、非常に多くのクラスのシグニをデッキに採用することになる。
アタッカーは<美巧>の《翠美姫 ムンクシャウト》や<地獣>の《幻獣姫 オサギツネ》、エナ補給は<植物>の《羅植姫 フラスタ》や<乗機>の《コードライド イネカリキ》などがある。同じ序盤の【ランサー】によるアタッカーも1種類を4枚採用するよりも、<武勇>の《翠将 バーバリアン》と<アーム>の《小装 バーバリアン》を2枚ずつにするなど、多彩なクラスをデッキに入れておきたい。
基本的に緑シグニが中心になるが、クラスによっては他の色のシグニも充分採用できる。構築の幅が非常に広いので、シグニの知識を増やして、色々なデッキを作っていこう。
アシストルリグ
アシストルリグはレベル2の《アト=イジェクト》が使いやすい。グロウコストが1と軽く、最大3エナで2面防御ができる。
緑の小型防御は《アン=座シ》や《メル=プレゼント》などがいるが、こちらは比較的軽いコストで最大2面まで守れるため、小回りが効きやすい。追加のグロウコストが無色のみなので、エナ破壊に強いのも大きな魅力。
レベル1はエナチャージ2の《アト=チャージ》か、7000以上バニッシュの《アト=キラー》。どちらもシンプルな性能にまとまっている。
総評
Vtuberとしてのアトはパックを開封したり新規カードを紹介したりと、ウィクロスのマスコットキャラ的な立場で活動している。かと思えば《リセット・メモリア》のフレーバーテキストなどでは、シリアスな雰囲気を醸し出している。
公式4コマ「ウムルとタウィル」にも登場しており、気ままに暮らしている様子。
【関連リンク】
・アトの入賞デッキ一覧
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