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  3. 構築済みデッキを改造しよう!ウィクロス初心者向けサンプルデッキ5選

みなさんこんにちは、管理人のからばこです。
4月27日に構築済みデッキ5種と、拡張パック「RECOLLECT SELECTOR」が発売されました。これを機にウィクロスを始める、もしくは復帰される方も多いのではないでしょうか。
デッキまとめサイト「wixossbox」では、発売を記念し、RECOLLECT SELECTORに収録された、タマ、花代、ピルルク、緑子、ウリスの5ルリグのサンプルデッキを作成しました。ルリグやデッキの特徴なども、合わせて解説しています。

採用したカードは、構築済みデッキとRECOLLECT SELECTORのカードだけ。スーパーレア以上のカードはパートナーシグニ1種4枚のみで、ルリグレアアーツも使っていません。簡単に集まるカードだけで、ルリグやクラスの特徴を楽しめるデッキを作ることができます。
「アーツや高いカードを集めるのは難しい」「お試しで遊んでみたい!」という方にピッタリ。これをきっかけに、デッキ構築を楽しんでみてくださいね。

ルリグの画像を押すと解説にジャンプします

タマ

連続ルリグアタックを得意とする白ルリグ。
〈アーム〉のシグニで守りを固め、タマ自身でガンガン殴っていこう。

サンプルデッキ

(デッキ画像をタップ・クリックすると拡大されます)

どんなデッキ?

月日の巫女 タマヨリヒメ

レベル3ルリグ《月日の巫女 タマヨリヒメ》は、場に〈アーム〉のシグニがいると、ルリグアタックを2回行うことができる。

ルリグアタックを防ぐ方法は、基本的には《サーバント #》を使った「ガード」のみ。ディーヴァセレクションでは《サーバント #》をデッキに4枚しか入れられないため、ルリグアタックを2回行えるのは、それだけで強力だ。〈アーム〉のシグニを維持しながら、ルリグアタックで攻めていくのがコンセプトだ。

パートナーシグニは《大装 エナジェ》。パワーが15000になり、【シュート】という能力を得る。【シュート】はバトルでバニッシュしたシグニを、エナの代わりにトラッシュに置くというもの。アーツなどに使うエナを与えない点が強力で、相手の攻めを鈍らせることができる。デッキには《小装 シチシトー》や《中装 ライジョー》など、【シュート】を持ったシグニを多く採用している。

パワーの数値が高いシグニを多く採用しているので、相手の攻撃はシグニが防いでくれる。「シグニで守り、ルリグで攻める」を軸に戦っていこう。

この動きを目指そう

大装 エナジェ

レベル1や2では《小装 ラウンド》や《中装 フランベル》を場に並べよう。パワーが高いので、相手のアーツやシグニでバニッシュされにくく、ライフクロスを守ることができる。《中装 トレット》や《リゲット・バイブル》で手札を整えたり、【シュート】などで攻めるのも良いだろう。

レベル3にグロウしたら《大装 エナジェ》を積極的に場に出そう。高いパワーでライフクロスを守り、【シュート】でエナを与えず、手札を増やしながら戦える。《大装 ローメイル》で更にパワーを上げたり、《大装 カリバン》で相手のシグニを除去してもいい。

ゲーム1能力「ホープ」は、シグニ1体が連続攻撃できるようになる。【シュート】などで相手のエナが減っていくと、守りのためのアーツが使えなくなるタイミングが生まれる。そのタイミングを見極めて、一気に押し込もう。

追加カード候補

小装 カマカマ

レベル1シグニは《小装 カマカマ》がおススメ。パワー10000になれる〈アーム〉のシグニなので、序盤の防御力を高められるので、ぜひ採用したい。攻めにはスペル《オーバー・パシュート》もおススメ。ウィクロスパーティーで配布されるので、手に入ったら使ってみよう。

レベル3シグニは、RECOLLECT SELECTORに収録される《コードアンシエンツ スフィンクス》が使いやすい。クラスはアームではないが、高いパワーを持ち、相手のエナを奪ったり、「ガード」のシグニをトラッシュから回収できるため相性が良い。デッキに入っていた《コードハート リメンバ//メモリア》は、他のデッキでも使う機会が多いカードだ。集められそうならゆっくり集めよう。

バニッシュされた《大装 エナジェ》を再利用するため、《ダーク・マイアズマ》や《イビル・プラン》などの黒アーツを使っても面白い。エナコストには黒の〈アーム〉シグニ《中装 バックラー》を使おう。

花代

超攻撃的な戦術が得意な赤ルリグ。〈宝石〉のシグニで、相手のシグニをひたすらバニッシュ!

サンプルデッキ

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どんなデッキ?

閃花繚乱 花代・参

レベル3ルリグ《閃花繚乱 花代・参》は、ルリグアタックの際にエナを払うと、相手が「ガード」できなくなる。確実にライフクロスを1枚減らせるし、相手のライフクロスが無い状態でこの能力を使えば勝利は確実。この能力を生かすべく、〈宝石〉のシグニや赤のアーツで、どんどん攻めていこう。

パートナーシグニは《羅闘輝石 アダマスフィア》。アタックフェイズ開始時に手札から〈宝石〉のシグニを捨てると、パワー12000以下のシグニを1体バニッシュできる。ほとんどのシグニをバニッシュできる強力な能力だ。また、エナゾーンから〈宝石〉のシグニを3枚トラッシュに置くと【ダブルクラッシュ】が得られる。1度のアタックで2枚のライフクロスをクラッシュできる強力な能力だ。コストは重いが、タイミングを見極めて使おう。

シグニやルリグの攻めは強烈な分、手札やエナの消費量は激しい。速攻戦術を仕掛け、こちらが息切れする前に相手を吹き飛ばそう。

この動きを目指そう

羅闘輝石 アダマスフィア

レベル1から3まで、とにかく相手のシグニをバニッシュし、全てのシグニで相手のライフクロスをアタックできる状況を作りたい。《羅輝石 アメジスト》や《羅輝石 ヒスイ》などのシグニや、《玉石混煌》《剣一炎敵》などのアーツを惜しみなく使っていこう。

レベル3にグロウしても基本的な戦術は変わらない。エナや手札がなくなったら、《閃花繚乱 花代・参》のゲーム1能力「アンビション」で補給し、最後の最後まで攻め抜こう。ライフクロスを0枚にできたら、《閃花繚乱 花代・参》のガード不可のルリグアタックでフィニッシュすれば完璧だ。

とはいえ考えなしに手札やエナを使うと、相手のアーツなどに阻まれ、こちらがガス欠を起こしてしまいがち。相手のエナが少ない時に猛攻を仕掛けたり、《閃花繚乱 花代・参》のガード不可をあえて使わないなど、緩急をつけながら戦っていこう。

追加カード候補

羅輝石 花代//メモリア

〈宝石〉のシグニを中心に採用していこう。既にデッキに入っているシグニでは、《羅石 ヘソナイト》や《羅輝石 花代//メモリア》、《羅婚石 ダイヤブライド》が非常に優秀なので、可能なら枚数を増やしたい。

〈宝石〉以外にも赤のシグニにはパワフルなカードが揃う。《轟砲 フレイスロ団長》は《閃花繚乱 花代・参》の「アンビション」と相性が良く、自身の能力と【アサシン】で、ライフクロスを一気に吹き飛ばすことも可能だ。自分のライフクロスを犠牲に手札やエナを増やす《紅魔姫 ダッキ》を採用しても面白い。

〈宝石〉シグニには青も多く、《羅輝石 ブルーアダマス》や《羅石 アイオライト》、赤青混色の《羅石 ブロンズ》など、赤にはない戦術が楽しめるシグニが揃う。青のアーツも使いやすくなるため、デッキに慣れたらアレンジしても面白いだろう。

ピルルク

手札破壊(ハンデス)が得意な青ルリグ。〈電機〉のシグニとスペルを駆使して、相手の手札を奪い去ろう。

サンプルデッキ

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どんなデッキ?

ロストコード・ピルルク

レベル3ルリグ《ロストコード・ピルルク》は、スペルに関する能力を2つ持っている。

自動能力では自分の場に〈電機〉のシグニが出ると、それと同じ色のスペルをトラッシュから手札に加えられる。今回のデッキは青のスペル《TOO BADLY》《UPDATE》を回収できるため、スペルを連打し、相手の手札を捨てさせていこう。

パートナーシグニは《コードハート Vキューム》。起動能力ではスペルの使用コストを、エナゾーンの〈電機〉シグニで肩代わりできる。2コストかかる《UPDATE》を1コストで使えるため、スペル連打にかかるエナコストを節約できる点が魅力的だ。アタックフェイズ開始時のドローか手札破壊も強力で、相手の手札をあっさりと空っぽにできる。ゲーム1能力「アプリ」では、ドローと手札破壊を一挙に行える。捨てたスペルは《ロストコード・ピルルク》の自動能力で回収すれば無駄がない。

シグニでの攻めは苦手だが、手札破壊とバトルでのバニッシュなどを重ねていけば、相手の手札はどんどん減って、最終的には力尽きてしまう。じわじわと追い詰める、コントロール戦術を楽しもう。

この動きを目指そう

コードハート Vキューム

レベル1、2から手札破壊を仕掛けていこう。《コードアート Sヨクセンキ》や《コードアート Sマフォ》で手札を奪いつつ、余裕があれば《コードアート Sイハンキ》や《コードアート Jユブナイル》で相手のシグニを除去しておきたい。こちらの手札が減ったら《ドンドン・バキューム》や《コードアート Sエーバー》で取り戻そう。

レベル3からは《ロストコード・ピルルク》でトラッシュのスペルを再利用して戦っていく。相手の手札が少ないと《UPDATE》でシグニを除去できるようになるため、《コードハート Vキューム》や《コードハート Rミネ》で手札破壊を徹底して、ライフクロスを狙っていきたい。

ゲーム全体を通して、無理に相手のシグニを全て除去するのではなく、手札破壊で相手の攻め手を奪って、ゆっくり戦うことを意識しよう。

追加カード候補

コードハート Mデム

《ロストコード・ピルルク》のスペル回収を活かすためにも、《コードアート Sイハンキ》で拾える赤のスペルはぜひ入れたい。花代のデッキ「RED ALT AMBITION」に収録された《豪炎の火柱》が使い勝手が良いだろう。他にも《荘厳の絶火》《白日の轟雷》などのスペルもある。

〈電機〉のシグニは、黒だと《コードハート ピルルクAPEX//メモリア》の他にも《コードハート Mデム》がおり、採用すればデッキの攻撃力が高まる。白の《コードハート リメンバ//メモリア》や《コードハート Pンライト》を採用すると防御力が、緑の《コードアート Tグルスイッチ》や《コードハート ピルルクW//メモリア》を採用すればエナを伸ばせる。それぞれの色に合ったスペルも存在するため、デッキ構築の幅は非常に広い。

あれもこれもと採用するととっ散らかるため、青に1〜2色程度追加するのがオススメだ。採用するカードをよく吟味し、ルリグデッキを含めて、デッキ全体を整えていこう。

緑子

シグニのパワーアップとエナチャージが得意な緑ルリグ。〈地獣〉のシグニを操り、【ランサー】で貫こう。

サンプルデッキ

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どんなデッキ?

讃型 緑姫

レベル3ルリグ《讃型 緑姫》は、アタックフェイズ開始時に〈地獣〉シグニ1体のパワーを3000上げつつ、そのシグニのアタック時に、自身の半分以下のパワーのシグニをバニッシュできるようにする。どんな〈地獣〉シグニもアタッカーに早変わりするうえ、パワーの上昇は次の相手ターンまで続く点がポイント。「パワー8000以下をバニッシュ」のようなカードの対象にならなくなる、攻防一体の能力だ。

パートナーシグニは《幻獣神 オサコ》。こちらもアタックフェイズ開始時に、トラッシュの〈地獣〉シグニ1体をデッキの下に戻すことで、そのシグニのパワー分、〈地獣〉シグニのパワーを上昇できる。レベル3のシグニを戻せば、パワーが20000を簡単に超える。ルリグ《讃型 緑姫》で付与できる除去の範囲は「そのシグニの半分以下のパワー」なので、この能力でフォローしていこう。

ゲーム1能力「ワナ」は、自分のエナからシグニを回収しつつ、相手のエナを破壊できる。バニッシュや【エナチャージ】などでエナゾーンに置かれたシグニを回収しながら、相手のエナを減らしてアーツの発動を封じるパワフルな能力だ。

シグニのパワーを高めて相手の攻めを防ぐ一方、バニッシュや【ランサー】などでアグレッシブにも攻められる、攻防のバランスが優れたルリグ。エナゾーンのカードとシグニのパワーの管理を極めて、ワイルドに戦っていこう。

この動きを目指そう

幻獣神 オサコ

今回採用した〈地獣〉のシグニの役割は、「相手のライフクロスを狙うアタッカー」「味方のシグニのパワーを上げるサポーター」の2種類に分かれている。前者は《幻闘獣 ミャオ》や《幻獣 マレーバク》、《幻獣神 セイリュ》、後者は《幻闘獣 ベイア》や《幻獣神 オサコ》が該当する。ゲーム全体を通して、後者のシグニたちで前者のシグニのパワーを上昇させ、【ランサー】や各種能力の条件を満たして戦っていきたい。

パワーの上昇は「自分のターンの終了時」と「相手のターン終了時」の2種類があり、可能な限り後者の能力を使っていきたい。特に黒や赤ルリグなど、「~以下のシグニをバニッシュする」カードを持つデッキと戦う時は、なるべくパワーを上昇させ、アーツや相手の攻めを防げるようにしよう。

バニッシュなどで戦力が減ったら、エナゾーンから「ワナ」やアーツで回収するのが基本。エナコストを支払う際は後から回収することを考え、戦力になるシグニは残すように意識したい。

追加カード候補

幻獣神 サラブレッド

〈地獣〉には赤に優秀なシグニが多く揃う。《幻獣神 サラブレッド》や《幻獣神 バッファロー》は特に緑子と相性が良く、前者はパワー上昇とドロー、後者はパワー上昇とアタッカーの役割が見込める。下級シグニでは《幻獣 ハムスター》が、使い勝手の良いアタッカーとして期待できる。

ゲームに慣れてきたら採用したいのが《幻獣 テングザル》だ。パワーが15000以上になると、相手の能力でダウンしなくなる。特に青デッキと戦う際に、条件を達成した状態で場に出すと、《フローズン・ギア》などのダウンさせるアーツを無視することができる。「ワナ」などでエナからの回収も容易なので、採用しておくといいことがあるだろう。

緑アーツは「パワー12000以上のシグニを~」という条件を持つカードが多いため、相手に予想されることがある。赤アーツを採用しておけばその裏をかけるため、赤の〈地獣〉シグニを使う場合は《烈覇二絡》や《剣一炎敵》などもおススメだ。

ウリス

トラッシュ利用とデッキ破壊、パワーマイナスが得意な黒ルリグ。〈悪魔〉シグニを従え、テクニカルに戦おう。

サンプルデッキ

(デッキ画像をタップ・クリックすると拡大されます)

どんなデッキ?

挟界の閻魔 ウリス

レベル3ルリグ《挟界の閻魔 ウリス》とパートナーシグニ《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》は、今回の「RECOLLECT SELECTOR」で登場した5組の中で、最もテクニカル。自身の〈悪魔〉シグニをトラッシュに置くことで能力を使ったり、トラッシュに置かれることで発動する能力を使うなど、独特なギミックで戦う。悪魔らしい「生け贄」のようなイメージだろうか。

《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》は、場に出す際に他の悪魔シグニを2体トラッシュに置かなければダウンしてしまう。その分能力は強烈で、アタックするだけで相手のシグニ1体をバニッシュできる。《凶魔 ラウム》や《蒼魔 フルカス》など、トラッシュに置かれた際に発動する能力を持った〈悪魔〉シグニをコストに充てながら、シグニを展開していこう。
レベル3ルリグ《挟界の閻魔 ウリス》は、そんな〈悪魔〉たちの能力をサポートできる。1ターンに1度〈悪魔〉シグニがコストなどでトラッシュに置かれた際、そのレベル以上の〈悪魔〉シグニを場に出せる。下級〈悪魔〉を上級〈悪魔〉に変換しながら、上手に盤面を整えていきたい。ゲーム1「デザイア」は、シンプルなライフクロス回復能力として強力だ。

もう一つ、ウリスが得意なのがデッキ破壊戦術だ。《凶魔姫 メツメ》はアタックフェイズ開始時に、相手のデッキを上から3枚トラッシュに置ける。ウィクロスではデッキがなくなると、トラッシュを新たなデッキにしながら、そのプレイヤーのライフクロスを1枚トラッシュに置く「リフレッシュ」という処理を行う。そのため、デッキ破壊も戦術として成立している。

〈悪魔〉シグニを様々な領域に動かしながら、理想の盤面を作って戦うデッキだ。プレイの難易度は高めだが、独特な戦術を堪能できるだろう。

この動きを目指そう

凶魔姫 アンナ・ミラージュ

序盤は《凶魔 コオニ》や《凶魔 モリガ》などでライフクロスを攻めていく。コストに《凶魔 ラウム》を充てて更にパワーマイナスを降ったり、《蒼魔 フルカス》でドローをするなどしながら、戦線を保っていこう。

レベル3からは《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》がアタッカーになる。どんなシグニでもバニッシュできるが、どのシグニをバニッシュするかは相手が選ぶ点には要注意。相手のシグニを2枚バニッシュし、残るシグニの正面に《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》を配置するのが綺麗な形だ。《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》で場からトラッシュに置くシグニは何でも良いが、効果を使い終えた《凶魔 ブネ》や《凶魔 ベルゼ》などを充てると無駄がない。空いたシグニゾーンの正面には《凶魔姫 メツメ》を置いて、相手のデッキを削っていこう。

《挟界の閻魔 ウリス》の自動能力で場に出したいシグニの最有力候補が《凶魔姫 ウリス//メモリア》だ。出現時能力で〈悪魔〉のシグニをトラッシュから回収できるので、安定した盤面を作り続けられる。
どの〈悪魔〉のシグニをどの順番で出し、どれをコストに当ててどれを蘇生するかなど、考えることは多い。相手の盤面はもちろんだが、自分のトラッシュや手札をよく確認しながら、その場にあった盤面を作っていこう。

追加カード候補

凶魔姫 ウリス//メモリア

デッキの安定感を上げるためにも、《凶魔姫 ウリス//メモリア》は複数枚採用しても良い。1枚でも機能するが、いち早くトラッシュなどにいてほしいため、2〜3枚くらいあると嬉しいか。

過去にも〈悪魔〉シグニは多く登場しており、黒以外にも便利なシグニが揃う。エナを増やせる《翠魔 ヴァサゴ》や、デッキの上から〈悪魔〉をサーチできる《聖魔 アンドラス》、デッキ破壊を条件に相手のシグニの能力を消せる《聖魔 プルソン》などが優秀だ。レベル3だと、《サーバント #》を拾える《聖魔姫 オロチマル》や、ライフバーストを犠牲に相手のシグニを吹き飛ばす《凶魔姫 エレシュキガル》などが代表的だろうか。

パワーマイナス戦術は緑などの高パワーシグニを苦手とするが、《翠魔姫 バン//ディソナ》がいればお手軽に1面除去ができる。高価なカードだが、ウィクロスセレモニーの優勝賞品として再録されたため、余裕があれば入手してもいいだろう。

全ルリグ共通のおすすめカードたち

5ルリグに共通しておすすめできるカードも存在するので、その一部を紹介する。

ルリグレアアーツ

汎用性が非常に高い1枚

RECOLLECT SELECTORには、各色2枚ずつルリグレアのアーツが収録されている。1種がメインフェイズに使える攻めのアーツで、もう1種がアタックフェイズに使える守りのアーツだ。後者は「リコレクト」の能力もあり、デッキの防御力を大きく上昇できる。

センタールリグと異なる色のルリグレアアーツも、デッキによっては相性が良い場合がある。特に、トラッシュから回収できる《ダーク・マイアズマ》や、相手のルリグを凍結できる《クリアー・マインド》は汎用性が高くおススメだ。

1ボックスに1枚しか収録されておらず、お値段もするが、「ウィクロスをもっとガッツリ楽しみたい!」と思ったら、ルリグレアアーツはぜひ手に取ってほしい。お財布やモチベーションと相談しながら、入手を検討しよう。

スモーク・ストップ&スリップ・ストップ

シンプルな能力で使いやすい

アタックフェイズに使用できる防御アーツで、ルリグかシグニを1体ダウンすることができる。
各色の防御アーツを採用することが多いが、これらはエナコストがかからない点が優秀。どんな状況でも使いやすく、浮いたエナコストをシグニやルリグの能力に充てることができる。早期に使えるため、「リコレクト」を達成するのも便利だ。

特にルリグをダウンできる《スモーク・ストップ》は、手札に《サーバント #》が無い時に使えば、確実にルリグアタックを防げるのが嬉しい。《サーバント #》は4枚しかないため、アーツに悩んだらこれを採用するのも手だ。

《スリップ・ストップ》も便利だが、シグニをダウンさせるだけなので、《剣一炎敵》など「バニッシュして防御する」アーツと比べて、次のターンの攻めにつながらないのがややネック。とはいえ使い勝手はなかなか良いため、カードが足りない場合にとりあえず採用しても、既存のアーツに負けない活躍をしてくれるだろう。

プロフィット・エンハンス&シーク・エンハンス

デッキに合った「エンハンス」を選ぼう

「リミットアッパー」を置けるアーツは、構築済みデッキに入っていた《ドロー・エンハンス》の他に、《プロフィット・エンハンス》《シーク・エンハンス》が存在する。微妙に性能が異なるため、それぞれの長所を紹介しよう。

《ドロー・エンハンス》はシンプルな2ドローだ。《サーバント #》を引き込めるチャンスがあったり、序盤にレベル1シグニが少ない時に使ってもいい。最もシンプルな効果なので、とりあえず《ドロー・エンハンス》にしておけば困ることはない。

《プロフィット・エンハンス》は1ドロー、1エナチャージができる。ドロー枚数は1枚減るが、その分エナが1枚増える。ピルルクや花代などエナ消費が激しいデッキでは、《プロフィット・エンハンス》を使ってもいい。エナチャージで《サーバント #》が置かれることもあるがご愛敬。

《シーク・エンハンス》はデッキの上から8枚見て、そのうち1枚を手札に加える。3種類の中で増やせるリソース量は最も少ないが、上から8枚見る点は非常に優秀。特に、レベル1シグニを減らしてリミット8を最大限に生かす構築では、少ないレベル1シグニを加えるためにこのカードを使っても良い。他にも、レベル1のうちに絶対に欲しいカードがある場合も使える。上級者向けのカードだが覚えておこう。

今後も「リミットアッパー」に関するアーツは増えるかもしれない。自分のデッキに合った1枚を選んでいこう。

同じクラスのシグニ

異なるクラスのシグニを選んでもOK!

タマの〈アーム〉やピルルクの〈電機〉など、今回登場したルリグは、戦術の核となるクラスがある。ディーヴァセレクションは約3年の歴史があり、過去に優秀なシグニが多く登場しているケースが多い。デッキを改造する際は、これまでに登場したカードに目を向けると良いだろう。

カードを探すには、公式サイトのカード検索が便利だ。「更に検索条件を絞る」の「カードタイプ」から探したいクラスを選び、フォーマットの「ディーヴァセレクション」のみを押して「検索」すると、ディーヴァセレクションで使える当該のクラスのシグニを、一覧して見ることができる。

もちろん、同じ色で異なるクラスのシグニを選んでもいいし、それ以外のシグニやスペルを採用したっていい。デッキ構築はとにかく自由だ。
カード検索を上手に活用し、デッキをどんどん改造・強化していこう。

終わりに

本サイト「WIXOSSBOX」では、ウィクロスセレモニーで優勝・入賞したデッキをそのまま掲載しています。
結果を残した強力なデッキであることは確かですが、競技向けに作られているため、プレイ難易度が高かったり、金銭的に構築が難しいケースも多くあります。もちろんそれをそのまま使ってもいいですが、ちょっぴりハードルが高いのも事実です。

ウィクロスを初めて遊ぶ方や、久しぶりに復帰される方は特に、今回紹介した簡単なデッキや構築済みデッキなどから、ウィクロスのバトルの楽しさに触れていただければ嬉しいです。
10周年を機に、ウィクロスは非常に盛り上がっています。より多くの方が、ウィクロスを楽しんでいただけることを願っています。

サンプルデッキ監修・協力

Youtubeチャンネル「セレクター女学院」JACKさん