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  3. ユヅキ〜エナ破壊のプロフェッショナル

初代アニメ「selector」の登場人物、紅林遊月に“よく似た”ルリグ。詳しくはアニメを見てほしい。

センタールリグ

炎唱火 遊月・参

炎唱火 遊月・参

自動能力ではアタックフェイズ開始時、相手のエナ1枚をトラッシュに置き、【エナチャージ1】をさせることができる。《マドカ//クラップ》や《メル=インビシブル》といった大型アシストルリグに必要な色を持つエナを焼いたり、【マルチエナ】を奪ったり、【エナチャージ1】で別の色を入れさせたりと、相手のエナの算段を狂わせることができる。《紅将 ナベノツナ》らと違ってこちらがエナを選べるので、効果的な1枚を選ぼう。

また、相手に【エナチャージ1】させてしまうが、この能力は実質的に相手のデッキを1枚削っていることになる。アシストルリグのウリスや《ウムル・クリアー》などと組み合わせ、デッキ破壊を目指すこともできる。

ゲーム1もエナ破壊に特化したもので、自身は2エナチャージ、相手は2エナ焼きと非常に大きい。増やしたエナから攻めに転じたり、相手のアシストを奪ったりと、使い方はターン1の自動能力とあまり変わらない。要所で使っていこう。

ルール改訂直後の23年2月頃は、《デス・ビーム・ディーヴァ》《アンシエント・エコー》を両立した構築が各地で活躍。ゲーム1と合わせて5エナを吹き飛ばすのはやはり強力で、エナ破壊のプロフェッショナルとしてふさわしい活躍を見せていた。

炎泳華 遊月・燦

炎泳華 遊月・燦

フェゾーネ編では新たなセンタールリグ《炎泳華 遊月・燦》が登場した。

出現時に自分のライフクロスをクラッシュすることで、相手のライフクロス1枚をトラッシュに置ける。無条件で1点ダメージのうえ、「トラッシュに置く」ことから、ライフバーストを封じつつ、相手にエナを与えない。自分のライフクロスも1枚失うが、こちらはクラッシュなのでエナになるし、ライフバーストの発動も期待できる。《紅将 トリスタン》などが発動すれば大儲けだ。

起動能力は自分のライフクロスが2枚以下の時に、赤シグニ1体に【アサシン】を与えられる。赤のシグニになら何でも付与できるが、ライフクロスが2枚以下という条件が厳しい。終盤戦になれば自ずと発動できるが、《紅魔姫 ダッキ》などで自傷して能動的に条件を満たすこともできる。減ったライフクロスを《ウリス・オーラ》で回復させたり、《黒点の記憶》などの【ルリグバリア】【シグニバリア】で補うのもいいだろう。

エクシード4はフェゾーネマジックの獲得。リソースを増やす手段を持たないユヅキにとって、《フェゾーネマジック・深緑》《フェゾーネマジック・BLUE》は嬉しいか。

起動能力の【アサシン】付与をどう活かすかが大きなポイントになる。
短期決戦を見越して《CONNECTスピニング》などで一気に攻めたり、《黒点の記憶》などで防御をかさ増ししたりと、構築は腕の見せどころ。【アサシン】付与以外の能力を持たないため、上手に活かして戦いたい。
ライバルに「ディソナ花代」こと《炎妖舞 花代・惨》がいるため、《轟炎 フレイスロ軍曹》や《羅婚石 ダイヤブライド》といった、ディソナではないカードを使ってデッキを作っていこう。

熾炎舞 遊月・参

熾炎舞 遊月・参
幻闘竜姫 スヴァローグ

「loth SELECTOR」では《熾炎舞 遊月・参》が新たに登場。従来のエナ破壊戦術はそのままに、<龍獣>のシグニに長けた能力を持つ。

自動能力ではアタックフェイズ開始時、赤1エナを払うことで、自分の<龍獣>1体に「このシグニがアタックしたとき、相手が無色3エナを支払わない限り【アサシン】を得る」を付与できる。どんな<龍獣>シグニも1エナでアタッカーに早変わりできるが、相手が3エナを支払うと何も起こらなくなる。しかし<龍獣>のシグニは相手のエナ破壊を得意としているため、なかなかの割合で【アサシン】を得ることができるだろう。<龍獣>であれば色やレベルを問わないため、ほぼ確実に1点要求ができる優秀な能力だ。《幻水姫 シィラ》など、「能力を失わせる」カードには要注意。

ゲーム1能力「真っ直ぐな心」は、3エナ破壊か、シグニ1体への【ダブルクラッシュ】付与のどちらかができる。3エナ破壊はシンプルながら強力で、エナ破壊カードにありがちな「センタールリグと異なる色のエナ」や「相手のエナゾーンにカードが3枚以上ある場合」などの条件が一切ない。《集中紅火》や《CONNECTスピニング》《GO TO the TOP!》などと組み合わせれば、相手のエナを0枚にして、防御を封じて攻めることも現実的だ。【ダブルクラッシュ】の付与も便利で、各種<龍獣>シグニでエナを減らし、防御がしづらいタイミングで使えばアタックを通しやすい。

パートナーシグニ《幻闘竜姫 スヴァローグ》もエナ破壊に長けた能力を持ち、バトルで与えるエナの総量を減らすことができる。総じて、<龍獣>シグニの扱いであればトップクラスの性能を誇るルリグなので、パワフルに戦っていこう。

アシストルリグ

遊月・アンデシン

アシストルリグも《遊月・ガーネット》や《遊月・アンデシン》などがエナ破壊に関する能力を持つ。相手のターンに使えば《ゼノ・クラスタ》に引っかからないのが嬉しい。レベル2のエナ破壊は《エクスクロスファイア》などもいるが、レベル1の能力で使い分けよう。

自身のライフクロスを犠牲に相手シグニをバニッシュする《遊月・ルベライト》にも注目。

総評

赤の基本戦術はバニッシュで、どうしても相手にエナを与えがちになる。そこをルリグのエナ破壊で補えるのは嬉しく、デッキ全体でエナを奪いながら戦う構築になるだろう。【アサシン】や【ダブルクラッシュ】なども織り交ぜながら戦っていきたい。
赤ルリグはライバルが多いが、ユヅキの能力自体は癖があまりないため、デッキとしては使いやすい方に入る。

余談ではあるが、漢字表記は「遊月」で、ルリグタイプは「ユヅキ」。本サイトでは「ユヅキ」表記を優先している。
タロットルリグのレベル0には実の弟・香月が描かれている。ウィクロスでは珍しい男性が描かれたカードだ。

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