リル〜コインとライズはお手の物

《武踊の記憶 リル》は１ターンに１度、コインを１枚得られる。本来５枚までしか得られないコインをさらに多く使えるのはリルの特権。《仮面の伝説》や《紅将姫 リル//メモリア》などと組み合わせて、どんどんコインを使っていく戦術がオススメ。

ターン１は【ライズ】に関する能力で、ライズシグニが場に出ると手札交換ができる。《凶魔 アンナ・ミラージュ》や《紅将姫 クーフーリン》などが採用候補で、《紅将姫 リル//メモリア》もライズに関する能力を持っている。ライズシグニは消費こそ激しいが、パワーが比較的高く、能力も優秀なので、デッキの軸にして戦っていこう。

ゲーム１はシンプルな１面バニッシュ。いつでも使える１面除去は見た目以上に嬉しい。腐りにくい能力なので、オールスターやキーセレクションでレベル４以降にグロウする際の経由地としても便利だ。

起動能力もあって、ロストレージルリグの中ではコインを最も活用するルリグになるだろう。メインデッキにコインをしっかり活用する手段を用意して、その優位性を強く押し出していきたい。赤カード以外にもコインを使うカードは多いので、カード一覧から探してみよう。

「DIVISIONS DIVA」では新しいセンタールリグ《自由の記憶 解放者リル》が登場。「解放派」に所属し、「解放派」シグニを軸にした戦術が取れる。解放派には他にエルドラがいるが、リルは従来同様ライズ戦術も得意だ。

起動能力では、赤１無色１でトラッシュから【ライズ】シグニを１体場に出せる。下敷きとなるシグニが場にいる必要があるが、パートナーシグニの《紅将姫 シモン・バール》であればトラッシュから解放派シグニを下敷きにしながら場に出せる。解放派シグニは下敷きになることで能力を発揮するものが多いため、《シモン・バール》を軸に戦線を組み立てていこう。コイン５枚も《シモン・バール》に使うことがほとんどだろう。

ゲーム１では、解放派シグニの下に２枚まで、トラッシュから解放派シグニを敷くことができる。《リベレーターズフォース》によって付与されるエクシード能力と同じで、《幻蟲 アロス・ピルルク//THE DOOR》を敷いて一気に手札破壊を仕掛けたり、《幻竜 遊月//THE DOOR》でエナ破壊をしたりできる。出現時でシグニ１体をバニッシュできる点も嬉しく、特に後攻の際に、相手のレベル３シグニを処理できるのは大きい。

総じて火力が非常に高いルリグだが、解放派は出張性能が高く、ヒラナやユヅキなどの他の赤ルリグがライバルになる。《自由の記憶 解放者リル》を使うのであれば、やはり《シモン・バール》をフルで使えることを活かしていきたい。

アシストルリグではレベル１の《リル・炎舞》がグロウ時に２コインを得られる。ドーナやあやにも同様の能力を持つアシストルリグがおり、これでセンターがロストレージルリグ以外でもコインを使える、というデザインになっている。

リルのアシストではレベル２の《リル・抜刀》に注目。２エナでグロウして１面バニッシュの軽量防御でありながら、ゲーム中１回の起動能力を持っており、３エナでシグニ１体をバニッシュできる。ゲーム終盤に「あと１点」が欲しい時に大いに役立ち、メインデッキの攻め手段が枯渇しやすいデッキで採用すると良いだろう。