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  3. リワト〜三色の天使が暴れ舞う

デッキの特徴:天使シグニによるビートダウン・リソース破壊
速度:中速
デッキの難易度:普通〜難しい
派生デッキ:5リワト・糾うタウィル

どんなルリグ?
タウィルのもう一つの姿。ルリグタイプはタウィルで、タウィルと同様天使シグニを使う。防御・耐久に長けたタウィルと異なり、リワトは攻撃性能とアドバンテージ獲得能力が非常に高い。赤、青、緑の3色の天使を駆使しながら、多くのエナや手札を稼ぎつつ、相手のリソースを破壊しながら戦っていく。バニッシュが得意な赤、ドローに長けた青、エナ加速の緑という3色の特徴が全て詰め込まれており、全てのシグニたちが自信の性能をいかんなく発揮できる夢のようなルリグともいえる。レベル4シグニのリミットは12で、レベル4の3色天使を並べられるのも強力。
リワトデッキのほぼ全てが、レベル4緑天使の<フレイン>に凝縮されている。出現時にデッキを上から2枚公開し、その中の全ての天使シグニをエナゾーンに置く能力と、3エナを支払うことで相手のリソースを3つ奪う起動能力を持つ。起動能力の詳細は「自分のエナの赤、青、緑の天使シグニを1枚ずつデッキに戻してシャッフルする。そうした場合、対戦相手のシグニ1体、エナゾーンのカード1枚、トラッシュのカード1枚をシャッフルし、対戦相手のデッキの一番下に置く」というもので、盤面の除去はもちろん、エナ破壊、トラッシュ封じを一度に行う破格のスペックを誇る。1ターンに1度しか使えないが、複数体の<フレイン>を使うことで、相手の何もかもを破壊できる。
この<フレイン>をいかに連打できるかがリワトデッキのポイントだが、連打は非常に容易。タウィル限定の<シャボン・サクシード>や<ナキールン>で簡単に場に出せるうえ、起動能力のコストで別の<フレイン>を戻せば、次のサーチ先も確保できる。青天使の<ポセイドナ>でコピーしてもよいし、最終手段として4リワトのエクシード2で直接連れてくる、という芸当も可能だ。5回も6回も起動能力を使わずとも、2〜3回使ってトラッシュやエナの主要なカードを消してしまえば、相手の防御手段を奪い去るのには十分だ。戻すカードは自分で選べる上、戻す先もデッキボトムと再利用が非常に難しい領域なので、アーツやグロウコストに必要なカードを吹き飛ばしてしまおう。
そんな天使シグニたちを束ねるリワトのレベル4が<遠かりし使 リワト=フィーラ>だ。お互いのアタックフェイズ開始時に、自分の場のシグニに共通の色を持たない天使シグニが3体いれば、相手のシグニを1体バニッシュする効果を持つ。レベル2、3へのグロウコストを手札の天使シグニで肩代わりできるため、グロウ事故とも無縁だった。あらゆる天使シグニを使いこなし、相手を徹底的に押しつぶしていこう。

代表的なカード
<フレイン>だけで終わらないのがリワトの凶悪さ。同じレベル4シグニでは、青の<ポセイドナ>と赤の<アポロシン>がおり、どちらもリワトの強さをお仕上げていた。<ポセイドナ>は出現時に、トラッシュから共通の色を持たないレベル4以下の天使シグニを2枚まで下敷きにし、それらの常時能力、自動能力、起動能力、限定条件を得るというシグニ。これで<フレイン>をコピーして起動能力を使ってリソースを破壊したり、<アポロシン>でダウン耐性やパワーアップを付与したりと、使い方は幅広い。そんな<アポロシン>は出現時と、自身がバニッシュされた時に除去が発動したり、場の天使シグニのパワーをアップしたりと、火力を更に押し上げる能力を持つ。リミット12を活かし、これらのシグニを3体並べて押し切るのがリワトデッキの最終形だ。
下級帯にも強力なシグニが揃う。相手ターンのエンドフェイズに自身をトラッシュに送ると2ドローできる<ニョルズ>や、出現時に他色の天使がいれば1ドローできる<ミネルバ>など、リソース確保に長けた能力が勢揃い。これら2枚は青だが、当然緑、赤にも同様の能力を持つシグニは存在しており、緑はエナ加速、赤は除去が可能。試合後半でもエクシード2で<ポセイドナ>を呼び、これらのシグニを下敷きにすれば、リソースの回復が狙える。
ルリグデッキも充実しており、<グラン・クロス>や<プライマル・サーガ>といった専用アーツはもちろん、メインデッキを3色で構成することから、<水天一碧><龍滅連鎖><アンチ・アビリティ>といった色とりどりのアーツを導入できる。キーセレ導入直前で登場したリワトは、ウィクロスの何もかもを詰め込んだ、まさに最終形態ともいえるルリグだったといえよう。

派生デッキ・こぼれ話
リワト自身にもレベル5があり、【シャドウ】を持つ<ゼウシアス>に<熾々奮迅>を使って突貫する「奮迅ゼウシアス」なるアーキタイプも登場。<フレイン>やレベル5リワトの効果でリソースを奪った後、止める手段が少ない<ゼウシアス>が突っ込んでくる凶暴なデッキだった。もちろん、<奮迅>なしの<ゼウシアス>を止める手段も少ないため、防御アーツを4枚積んだ5リワトも強力。
21弾での登場以降、リワトはとにかく各地で暴れまわっていた。特に<フレイン>が凶悪で、レベル4へのグロウコストが3かかっていた当時は、リワトに先に4に乗られ、<フレイン>にありとあらゆるリソースを奪われ、レベル4になることなくゲームエンド、ということも頻発。当時のセレモニーの入賞デッキのほとんどはリワトとなり、まさに環境トップに君臨していた。が、その栄華はキーセレ3弾「ユートピア」で<レイラキー>が登場したことで幕を閉じる。フレインのほぼ全てを封じられたうえ、レベル4へのグロウコスト0のルリグが徐々に数を増やしてきたこともあり、時代は移り変わっていった。同じルリグタイプを持つタウィルは、<シェムハザ>を軸にした白黒軸が主になっており、リワトとは別の道を歩んでいる。
ちなみに、4リワト・5リワトは、ルリグレアとシークレットレアでイラストに差分がある。シークレットレアのリワトのポーズは、タカラトミーが手掛ける「プリパラ」シリーズの主人公、らぁらの「かしこまっ!」に似ているので、ファンは要チェックだ。

リワトや三色天使の特性を生かしたギミックとしては、<糾う者>で<ポセイドナ>を指定する「糾うタウィル」がある。<ポセイドナ>の下に白の<アークゲイン>と赤の<ヘリオス>を敷き、<ヘリオス>の効果でさらに<シェムハザ>を敷くことで、完全耐性の<ポセイドナ>を作るというものだ。
タウィル/タマの両限定条件を持つが、それは<糾う者>の効果で無視できるため、場に留まることができる。オールスター環境で唯一結果を残した<糾う者>デッキとして、ここで合わせて触れておく。




サンプルレシピ(リワト)
WIXOSSBOXオリジナル

ルリグデッキ
閉ざされし使 リワト=ノル
奏でし者 タウィル=エット
導かれし使 リワト=トレ
満たされし使 リワト=トヴォ
遠かりし使 リワト=フィーラ
グラン・クロス
アイスフレイム・シュート
炎のタマ
ビカム・ユー
時雨の調 ゆきめ

メインデッキ
LBあり
美しき豊穣 #フレイン# x 4枚
荒ぶる海洋 §ポセイドナ§ x 4枚
遠矢の名手 ≡アポロシン≡ x 3枚
聖墓の神姉 ムンカルン x 1枚
混沌の豊穣 シュブニグラ x 1枚
破壊の音色 §ミネルバ§ x 2枚
神技の鞭刑 ≡アナフィエル≡ x 3枚
サーバント O3 x 2枚

LBなし
禁忌の焔 ≡プロメウス≡ x 1枚
聖墓の神妹 ナキールン x 1枚
太陽の御者 ≡ヘリオス≡ x 1枚
漁港の聖銛 §ニョルズ§ x 4枚
豊穣の守護 #ヴァナディス# x 3枚
シャボン・サクシード x 4枚
選択する物語 x 3枚
サーバント O2 x 3枚




サンプルレシピ(糾うタウィル)
19/10/27 カードボックス岡山駅前店3位 五段さん

ルリグデッキ
タウィル
刻みし者 タウィル=エット
満たされし使 リワト=トヴォ
輝かしき者 タウィル=トレ
開きし者 タウィル=フィーラ
糾う者
ダーク・コグネイト
ビカム・ユー
黒鍵の巫女 タマヨリヒメ
ぶりっつあーや!

メインデッキ
LBあり
荒ぶる海洋 §ポセイドナ§ x 4枚
遠矢の名手 ≡アポロシン≡ x 3枚
先導の堕天使 シェムハザ x 2枚
先駆の大天使 アークゲイン x 2枚
天使の加護 オーディン x 1枚
純朴の光輝 アグライア x 4枚
サーバント Q3 x 1枚
サーバント O3 x 3枚

LBなし
聖墓の神妹 ナキールン x 3枚
太陽の御者 ≡ヘリオス≡ x 4枚
聖笏の威光 ハシュマル x 1枚
やり直しの対話 ミカエル x 1枚
やり直しの廃和 †ミカエル† x 1枚
探求の思想 ハニエル x 4枚
鍛冶の名工 ≡ヘパイス≡ x 2枚
水仙の柘榴 †ペルセポネ† x 2枚
探究の死相 †ハニエル† x 1枚
サーバント T2 x 1枚

【関連リンク】
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5リワトのあれこれ(イコールさん)