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色:青
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《青》×1 《無》×1

以下の3つから2つまで選ぶ。
①対戦相手のルリグ1体を対象とし、それを凍結する。
②対戦相手のパワー10000以下のシグニ1体を対象とし、それをデッキの一番下に置く。
③カードを3枚引く。

RECOLLECT SELECTOR(WX24-P1-005)

効果解説

「リコレクトセレクター」に収録された青のアーツ。
青らしい効果が3つそろっており、特に①の「ルリグ凍結」が、登場以降メタゲームで存在感を放っている。

そんな①のモードがルリグの凍結だ。ダウンしたセンタールリグを選ぶことで、次のターンのアップを封じられる。
【タマ】や【あきら】といった凶悪なルリグアタックを仕掛けてくるデッキには特に刺さるほか、一撃に全てを込める【ヒラナ】【花代爾転】などのデッキの大型アクションを、1ターン後ろに遅らせることもできる。それらのデッキが相手でなくても、《サーバント #》の節約になる。困ったら使っておこう。

②のモードは、相手のパワー10000以下のシグニ1体をデッキの一番下に置くことができる。
パワー12000の主力シグニは無理だが、レベル3の一部のシグニを除去できるのはありがたい。デッキの一番下に送るため再利用を難しくできる点も、手札を奪う青デッキとは相性が良い。攻め手にやや欠ける青デッキにとっては貴重な除去だ。

③のモードはシンプルな3枚ドロー。上から何をドローできるかによるが、手札増強は単純に嬉しく、3枚という枚数はかなり多い。《轟炎 フレイスロ団長》の6枚の条件を満たしたり、《フローズン・ギア》の「3枚捨てなければ」を踏み越えたりと、攻撃的な運用も期待できる。
もちろん、手札破壊からの立て直しや、状況の打開に使っても良い。何が引けるかは運次第。

評価

何より①の「ルリグ凍結」の果たす役割が大きい。
前述の通りルリグアタックににらみを効かせられるため、青ルリグや、青シグニが採用されたデッキを相手にする場合、このカードを警戒するのが定石とされている。特に【ヒラナ】【花代爾転】など一撃必殺型のデッキは、「《クリアー・マインド》を警戒してルリグアタックをしない(ルリグをダウンさせない)」というセオリーがあるほどだ。(一方で「さっさと《クリアー・マインド》を使わせるというゲームメイクもある)。
また、《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》などで凍結ターンを延長させたり、《クリスタル・ダスト》で無理矢理ルリグをダウン凍結させたりなど、徹底してルリグアタックを封じるデッキ構成もできる。ルリグアタックを封じる役割としては、【ルリグバリア】以上に大きい。

②の除去や③のドローはどちらも出番があるが、使うデッキや状況に応じて、選ばれるモードは都度変わってくる。
青デッキは前のめりに攻める構築も、コントロール気味に戦う構築もあるため、自分のデッキがどちらに寄っているかで、どちらを重視するか変わるだろう。無論、②と③で使われることもある。
【ピルルク】や【あきら】【エルドラ】といった青デッキをはじめ、【フンスイショータマ】【解放派】といった青シグニを一部採用したデッキでも出番が多い。腐ったら《アズール・ウィッシュ》のエナコスト軽減のためにルリグトラッシュに置かれることもしばしばあるため、2枚セットでの採用が人気なようだ。

「クリアー」は「透明な」、「マインド」は「心、精神」という意味の英単語。フレーバーテキストの「明鏡止水」からも取れるように、邪念のない透き通った心、静かな心境という意味だ。
バイクに乗ってカードゲームをするアニメでも同じ単語が登場し、「Clear Mind」という劇中歌は有名。