デッキの特徴:登録者数システム
プレイの難易度:簡単〜普通
主な収録パック:構築済みデッキ「にじさんじバトルセット」・アンリアリスティック・コリジョンなど
どんなデッキ?
バーチャルユーチューバー(Vtuber)集団「にじさんじ」とのコラボで登場したカード群。Vtuberのライバーたちがルリグやシグニとなり、ルリグとしては「月ノ美兎」「樋口楓」「静凛」の3人が参戦した。クラスは電機で、ほぼすべてのライバーが白シグニになっているが、赤や青など、他色のシグニもいる。ルリグタイプは共通して「にじさんじ」。
コインの代わりに「登録者数」を得ていくのが最大の特徴。グロウや効果の発動などで増えていき、一定人数を超えると発動できる効果を持ったカードが多い。コインを得られないため、<華代キー><ゆきめキー>などのキーカードは発動できないが、代わりにエナを支払って場に出せる専用のキーカードを持つ。また、レベル4ルリグはそれぞれ「みとの生放送」「でろおんえあ」など、ゲーム中1回だけ発動できる起動効果を持っており、これらがタマの「イノセンス」やピルルクの「カタルシス」などのコイン技に該当する。コインを持たないとはいえ、ウィクロスのルリグたちと何ら変わらない立ち回りができる。
「美兎」「楓」「凛」でそれぞれ戦術が異なり、白ルリグの美兎はバウンス、赤ルリグの楓はバニッシュ、青ルリグの凛はハンデスを得意とする。それぞれルリグの色が異なるが、グロウコストは共通して白で、実質白ルリグのような立ち回りになる。シグニたちもサーチやバウンスなどが得意なので、必要なシグニをスムーズにデッキから加えることができるのが長所。安定した盤面を組みやすいため、総じて初心者向けのデッキといえよう。3人のデッキの特徴や構築については、それぞれの項目で紹介する。
高価なカードは少なく、「バトルセット」と、「アンリアリスティック」「コリジョン」に収録されているカードで、デッキのほとんどを組むことができる。サーバントたちもライバー仕様になっており、メインデッキ40枚をにじさんじ一色に染めることも可能だ。ホイル版のカードにはライバーのサインが箔押しされており、コレクションアイテムとしても人気が高い。
代表的なカード
シグニの代表格は<物述有栖>だろうか。出現時にデッキから電機シグニを場に出しつつ、相手のシグニをバウンスできる、デッキの要となるシグニだ。登録者数が100万人を達成し、中央のシグニゾーンにいればバニッシュ耐性を持つため、戦線維持から最後の一押しまで活躍できる。特に「美兎」「楓」ではエースとしてお声がかかるだろう。
コリジョンで登場した「さんばか」こと<戌亥とこ><リゼ・ヘルエスタ><アンジュ・カトリーナ>は、にじさんじの序盤の要だ。3人揃うとより強力で、アタック時にエナチャージやドロー、バウンスをこなせるようになる。特に<戌亥とこ>が重要で、出現時にレベル2の電機シグニをサーチできる。<ファイト・ゴースト>で<戌亥とこ>をサーチし、そこからさんばかを揃えていく流れが強力。耐性を与える<リゼ>は、華代を始めとした早いデッキに非常に強く出られる。
限定条件を持たないシグニの中では、<鈴鹿詩子><御伽原江良>が特に優秀。<詩子>が場にいると、相手は「ベット」「アンコール」ができなくなる。採用率の高い<セレクト・ハッピー5>の再利用を封じるのが特に強力だ。<御伽原江良>は、相手の後出しを強烈に蓋をするシグニ。自分のターン中に対戦相手のシグニが場に出た時、そのシグニの能力を失わせることができる。加えて自身がアタックすると、能力を持たない対戦相手のシグニをバウンスできるため、<グレイブ・アウェイク>などの蘇生防御を無力化できる。両者ともタイミングよく場に出せば、相手の選択肢を大幅に奪うことができるシグニだ。
なおウィクロスを含む多くのカードゲームで、能力を持たないシグニのことを「バニラシグニ」と呼ぶ。<御伽原江良>がバニラシグニにちなんだ効果になったのは、きっと偶然ではない。
構築のポイント
「美兎」「楓」「凛」で構築が一部異なるため、それぞれの項目で詳しく説明する。
関連リンクの項目から3人のページに飛べるので、デッキレシピとあわせて、参考にしてほしい。
対にじさんじ
他ルリグの下級シグニに比べて、耐性やパワーの高さで秀でている。特に<リゼ>の登場で、序盤にシグニの効果でシグニを除去するのが非常に難しくなった。アーツやスペルなど他の手段か、レベル3以上のシグニで対策するのがわかりやすい。一方、<ファイト・ゴースト>をほぼ確実に採用している関係から、防御力はそこまで高くないため、耐性をすり抜けられれば有利に戦える。ただ、レベル4で登場するキーカードの「サポーター」は、3種類のどれもが非常に高い防御性能を持っているので要注意だ。
コインを持たないため、ルリグデッキがほぼ固定されているのが弱点。<マスト・ハイド>は100万人を達成しなければルリグアタックが止まらないなど、抜け穴は意外と多い。対にじさんじ以外にも言えたことだが、「次はどの防御を使わせよう」ということを考えながら立ち回っていくのが良い。ウィクロスというゲーム全般に共通するポイントなので、しっかり覚えていこう。
【関連リンク】
・「月ノ美兎」構築のポイントとサンプルデッキ
・「樋口楓」構築のポイントとサンプルデッキ
・「静凛」構築のポイントとサンプルデッキ
・キーセレクション全ルリグ解説
・「#まいにちキーセレ」企画トップ