落葉帰根

効果解説

「FORTH SELECTOR」で登場した緑・黒のアーツ。リフレッシュ回避とダメージ無効を兼ね備える、一風変わった性能を持つ。

発動後、自分のトラッシュを全てデッキに戻してシャッフルする。そして発動ターン中、自分のライフクロスが相手のシグニによってクラッシュされる際、代わりにデッキの上から１０枚をトラッシュに置くことができる。シグニからのダメージを山落としで肩代わりできるアーツだ。

トラッシュをデッキに戻すので、相手のデッキ破壊から身を守れる。アタックした時にデッキを落としてリフレッシュを狙うタイプのシグニに対しては強く出られるが、メインフェイズやアタックフェイズ開始時にデッキ破壊をすることも多い。このアーツの次の効果につなぐためのもの、と捉えていいだろう。このアーツのエナコストとして払い、トラッシュに置いたカードもデッキに戻る。

ダメージの肩代わりが本命の効果だ。シグニによってライフクロスがクラッシュされる場合、自分のデッキの上から10枚をトラッシュに置くことで、クラッシュを防ぐ。
アタックによるダメージはもちろん、【ランサー】や【Ｓランサー】も防げるのがポイント。特に、「ダメージ」ではなく「クラッシュ」を肩代わりするので、【ランサー】に対して強いのが他の緑アーツと比べて嬉しい。

とはいえ、デッキの上から落とす枚数は10枚と多く、９枚以下しか落とせない場合何も起こらない。30枚を落とせれば３面防御になるが、狙えて２面防御だろうか。また、ルリグによるクラッシュは防げないので注意しよう。
ダメージを防いだ後、デッキの枚数はほとんどの場合１桁になるため、相手のリフレッシュには気をつけたい。一方トラッシュの枚数はかなり増えるため、《デッドリー・ポータル》《サユラギ》などトラッシュの枚数を参照するカードに繋げると強力だ。

エナコストの緑黒は一見払いにくそうだが、緑には《バン//ディソナ》《コンテンポラ》など便利なカードが多いため、デッキ次第では無理なく採用できる。《ランリョウオー》《Ｍ・ボール》を要する【チームDIAGRAM】で使っても面白い。