色:白、黒
使用タイミング:アタックフェイズ
コスト:《白》×1《黒》×1
対戦相手のシグニ1体を対象とし、それを手札に戻す。あなたのトラッシュからそれと同じパワーのシグニ1枚を対象とし、それを手札に加える。
収録:FORTH SELECTOR(WX24-P4-003)
効果解説
「FORTH SELECTOR」で登場した白・黒のアーツ。除去と手札補充が同時にできる、安定性の高い防御アーツだ。
相手のシグニ1体を手札に戻しながら、それと同じパワーを持つシグニ1枚を、自分のトラッシュから手札に加えることができる。
ウィクロスのシグニの基本パワー(カードに記載されているパワー)の種類は非常に少ない。主に採用されるシグニのパワーは、レベル1なら2000か3000、レベル2なら5000か8000、レベル3なら10000か12000なので、除去したシグニと同じパワーのシグニがトラッシュにいない、ということはあまりないだろう。できれば相手のパワー12000のレベル3シグニを除去しながら、自分はパワー12000のシグニを回収し、反撃につなげていきたい。
あくまで基本パワーの種類が少ないのであり、パワー上昇が発生した場合は話が別。緑や白のようなパワー上昇が得意なデッキを相手にすると、パワーがズレてトラッシュから回収できなくなるケースもある。他にも、《Sマフォ》の7000や、《H2O》の13000など、もともと種類が限られた基本パワーを持つシグニもいる。
回収ばかりを優先し、相手のシグニの除去がおろそかになっては本末転倒なので、ライフクロスを狙っているシグニを手札に戻し、回収は諦める、という立ち回りも必要だ。
あまりないケースではあるが、相手のパワー1000のシグニを手札に戻すと、《サーバント #》を回収できる。「2止め」のような速攻デッキなどで相手が《サーバント #》を場に出してきた場合、積極的にそれを手札に戻し、ガードにつなげていこう。
白と黒は自然とデッキに組み込みやすく、《コードアンシエンツ ナグルファル》や《ウトゥルス//メモリア》など、白黒2色シグニもいることから、採用しやすいデッキも少なくない。また、《聖天姫 エクシア》を採用した黒デッキとも相性がよい。
特に、【イオナ】や【るう子】ではすんなりデッキに組み込める。パートナーシグニの《コードラビラント ルーブル》や《アダム》《イヴ》を回収して次のターンに備える、という流れがいいだろう。
かゆいところに手が届くアーツではあるが、白では《ゴシックリヴ・バウンダリー》や《シャイニング・クロック》などの汎用性の高いアーツも多いので、諸手を上げて採用されるアーツではない。それでも、デッキできちんと役割を持たせることで輝く便利な1枚だ。白黒系のデッキを構築する場合は、ぜひ採用を検討してあげよう。
「エモーショナル・コンフリクト」は「感情的な衝突」。フレーバーテキストにある通り、タマとるう子が気持ちをぶつけながら戦っている。
UAR版は「FOURTH SELECTOR」のキービジュアルになった。センタールリグ以外のカードがキービジュアルになるのは珍しい……、ようで、「LEGENDARY DIVA」「DIVISIONS DIVA」「フェゾーネDIVA with 電音部」ではピース(アーツに該当)がキービジュアルを飾っている。