色:青
使用タイミング:メインフェイズ
コスト:《青》×1
カードを2枚引く。その後、対戦相手のシグニ1体を対象とし、ターン終了時まで、それのパワーをあなたの手札1枚につき-2000する。
《リコレクト4枚以上》追加で対戦相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
収録:リコレクトセレクター(WX24-P1-001)
効果解説
「loth SELECTOR」で登場した青のアーツ。UAR版のイラストが何より目を引くことで有名な1枚だ。
カードを2枚引き、相手のシグニ1体のパワーを、自分の手札1枚につきマイナス2000できる。
ドローとマイナスを同時にこなせるシンプルな効果で、手札を増やすのが得意な青デッキであれば、かなりのマイナス値が期待できる。自分のターン中は手札の枚数に制限はないので、《TROUBLE》などで事前にドローしておけば、能力などでパワーが上がったシグニも除去できるだろう。
リコレクト4を達成すると、相手の手札を見ないで2枚捨てさせられる。
リコレクト4と達成タイミングは遅いが、ランダムでの2枚ハンデスは強烈。特にゲーム終盤、お互いが消耗しているところに除去と合わせて2枚のハンデスを叩き込めば、そこからの復帰は難しいだろう。往年の《不穏⭐︎FU⭐︎ON!!》を思わせる能力とはいえ、あちらと異なり最序盤でドローしながらハンデス+除去ができない点が痛い。あくまでトドメのアーツとして使っていこう。
青のメインフェイズアーツは《クリスタル・ダスト》や《クリアー・マインド》など競合が多く、《ロック・オン》はリコレクトの都合上発動タイミングを選びにくいことから、前者2枚ほどの活躍は見せていない。
青デッキ以外では青白軸の【ブルアカリメンバ】で採用されることがある。《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》の起動能力で手札を増やしやすく、白のシグニが防御に優れていることもあり、ルリグデッキで除去ができるこのカードが高相性だ。
アーツはLRとUARでイラストが変わるが、最も劇的に変わる1枚だろう。
LRはlothのルリグとしての、UARは初代「selector」時代の姿でアーツを放っており、あきりもUARは蒼井晶の姿になっている……が、その表情は強烈。作中で願いが反転してしまい、顔に傷跡が残った姿となっている。フレイバーテキストもLR版から変更されるこだわりっぷりで、よりにもよってこのイラストが「loth SELECTOR」の販促ポスターに採用された。
「ロックオン」は「標準を定める」という意味の英単語で、晶の作中での執念深さの暗喩だろうか。往年のピルルクの代名詞的アーツ《ロック・ユー》を想起させる命名でもある。