サンガ〜シグニを３色揃えて戦おう

センタールリグは《VOGUE3 サンガ》と《VOGUE3-EX サンガ》の２種類で、どちらもシグニの色に関する能力を持つ。《VOGUE3-EX サンガ》はアタックフェイズ開始時に、場のシグニの色が３種類以上であれば、エナゾーンからのカード回収かエナチャージ１ができる。

同じ緑ルリグのバンはエナチャージそのものを重視していたが、サンガはエナを起点に戦うことを得意とする。回収するカードに制限はないため、他色のカードやサーバントを拾っても良いのが嬉しい。条件の達成のために様々な色のシグニが必要になるため、２色シグニや《翠美 マーライ》はもちろん、チームシグニ《アイン＝M・ボール》などを取り入れながらデッキを作っていこう。

DIAGRAMゆえ《ドライ＝ランリョウオー》をフルで使えるのも大きな強み。どの戦術を取るにせよ、強力なシグニなので多く採用したい。

自動能力では自分のアタックフェイズ開始時、自分の場にあるシグニの色が３色以上であれば、自分のトラッシュからガードを持たないカードを１枚エナゾーンに置ける。パートナーシグニの《ドライ＝Ｓテッセン》と深く連動した能力で、置いたカードはそちらで消費することが多くなる。他にも、単純にエナが１枚増えるのは嬉しく、特に他色のカードを置けばアーツのコストに工面できたりと、シンプルながら嬉しい。

条件は「自分の場にあるシグニの色が３色以上」とやや厳しい。緑は多くの場合場に出るだろうが、残り２色をどう用意するかは重要。「FORTH SELECTOR」で能力を持つ２色レベル３シグニが多数登場しているため、そこに頼るのがいいだろう。青赤の《羅原姫 La》や、白黒の《コードアンシエンツ ナグルファル》を出せばそれだけで条件を満たせるし、緑黒の《ドライ＝キロネックス》と白の《聖天姫 エクシア》を同時に置いてもいい。チーム構築にして《アイン＝M・ボール》を採用し、３色一気に満たすのも面白い。

パートナーシグニの《ドライ＝Ｓテッセン》は、センタールリグと密接に関わる能力を持つ。

アタックフェイズ開始時に発動する自動能力では、色１つを宣言し、その色を持つカードを１枚エナゾーンからトラッシュに置く。そうすると《ドライ＝Ｓテッセン》自身が次の相手ターン終了時まで、その色と【シャドウ（宣言した色のシグニ）】を得る。宣言した色の【シャドウ（シグニ）】を得るため、相手のデッキの主力の色を宣言すれば堅牢な壁になるほか、続く自動能力でアタッカーとしても機能する。【シャドウ（シグニ）】はライフバーストにも適用されるため、貫通手段として機能することもあるだろう。

サンガの自動能力で欲しい色をエナゾーンに置き、それを宣言しながら払うのが基本的な流れだろう。２色シグニを払う場合、どちらかの色を宣言することになる。また、サンガの自動能力と同じ発動タイミングを持つため、先に《Ｓテッセン》の色を増やし、場の色を３色以上にしてから、サンガでトラッシュのカードをエナを置くこともできる。複数の《Ｓテッセン》が並んでいるときや、他のシグニが求めるエナの色を確保したときなど、状況に合わせて能力の処理順を選んでいこう。

アシストルリグはトラッシュからのエナチャージができる《サンガ//スイング》や、２エナで確定バニッシュの《サンガ//ヒット》が便利。特に《サンガ//ヒット》は緑アシストでは貴重な除去アシストなので、同じ緑のバンやアト、メルとはしっかり差別化できる。

《VOGUE3-EX ムジカ》の隣で使うなら《サンガ//リブート》が優秀。チーム構成で《ドライ＝ランリョウオー》と両立できるのが魅力だ。