サシェ、アイヤイ、ミュウ、ララ・ルーと並ぶ「ステアード組」のルリグ。初出は2015年で、長らくレベル1以上のルリグが登場していなかったが、2025年10月の「RESONANCE SELCTOR」で、ララ・ルーと共に10年越しにルリグ化した。
センタールリグ
ソウイ=スリー
レベル3のセンタールリグ《ソウイ=スリー》は、凍結に特化した戦術を得意とする。
自分のシグニがアタックした際、1ターンに1度、自分の<武勇>シグニ1体に【アサシン(凍結状態のシグニ)】を付与できる。ソウイが得意とする青の<武勇>シグニは、相手のシグニを凍結させる手段が豊富だ。そのため多くの場合、相手の場に凍結状態のシグニがいるため、【アサシン】の条件を満たすのは容易い。コストは手札1枚と青1エナとさほど重くないため、毎ターン1点ずつは要求できるだろう。
この自動能力の強みは、アタックしたシグニ本人に【アサシン】を付与しても、別のシグニに【アサシン】を付与してもいいため、柔軟性が非常に高いことだ。例えば、相手のシグニが全員凍結しており、自分の場のシグニが全て<武勇>であれば、どのシグニも【アサシン】を持つことができる。つまり相手がダメージを防ぐには、全ての<武勇>シグニのアタックを封じなければいけないのだ。《月日の巫女 タマヨリヒメ》の「ホープ」のような挙動をするため、特にライフクロスが0枚の状態だと、相手に与える圧力は計り知れない。
青ゆえにハンデスが得意なのも強み。ゲーム1「ワンサイド」では、相手が2つに分けた手札の束のひとつを捨てさせられる。パートナーシグニの《蒼将姫 ベオウルフ》や《蒼将姫 ヤマトタケル》など、ハンデスが得意なシグニは多数いるため、凍結と相まって相手の動きを一気に鈍らせられる。相手を凍らせ弱らせ、自分は【アサシン】でじわじわ攻める、青らしい戦略が魅力だ。
そんなパートナーシグニの《蒼将姫 ベオウルフ》は、アタックフェイズ開始時に相手の全てのシグニを凍結できる。《ソウイ=スリー》の自動能力の条件達成はもちろん、次のターンのシグニの動きを止められる。自身をダウンして発動する起動能力や磁土能力も封じられるため、及ぼす範囲はなかなかに広い。アタック時のドローかハンデスも、戦略にマッチしている。
ステアード組ゆえレベル2の時点でレゾナを得られる。《蒼穹将姫 ニヴルヘイム》はドローロックとハンデス、《蒼穹将姫 ユミル》はルリグの凍結だ。シグニの足止めは凍結でできるが、ルリグアタックには無防備になりがちなので、そこを《ユミル》のルリグ凍結で補うのがいいだろう。特に、タマやあきら、《スター・ダスト》でガードに課税するデッキなどを相手にした際は《ユミル》のルリグ凍結が有効だ。
もちろん、ドローロックとハンデスの《ニヴルヘイム》も優秀で、シグニに打点が集中したデッキだと、ハンデスからの復帰を許さないため強く刺さる。相手の戦略に合わせて選んでいこう。
手札破壊が得意な青ルリグは多数いるが、凍結とアサシンに特化した青ルリグは珍しい。
相手をじわじわ凍らせ、ゆっくりと眠らせるように戦っていこう。
総評
ステアード組ではララ・ルーと共にカード化が取り残されていたルリグ。青の<英知>クラスで登場するかと思いきや、キーセレクションのリメンバに引き継がれ、レベル1以上のルリグとしての登場は絶望視されていた。
キーセレクションで登場したキーカードの《ソウイ=キー》はキーセレ草創期に人気を集めていた。2ドローで序盤の安定感を上げ、1面ダウンしながら自主退場でき、1コインという安さもあって、多くのデッキで採用された。ディーヴァセレクションではシグニとして《ソウイ//メモリア》《ソウイ//ディソナ》として登場。《ソウイ//メモリア》は一部の青デッキで使われたが、メモリア、ディソナ、フェゾーネが全員活躍したララ・ルーと比べて出番は少なかった。
オールスターではアーツ《スリリング・ドロー》で登場。管理人にとって思い出が詰まった、大切な1枚。
【関連リンク】
・ソウイの入賞デッキ一覧
・ディーセレ全ルリグ解説トップ
・ディーセレ優勝・入賞デッキ一覧
・サイトトップへ



